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泣いても何も進まない!!
今は進める道があるのだから、前へと進むだけ!!
無死一塁でバッターは田島。相手バッテリーも田島のすごさは十分にわかっているが、点差は6点。その才能に嫉妬してしまっても次の試合を見据え、今考えるべきは少しでも球数を減らすこと。田島は巧いこと三塁線の長打コースに転がり、巣山はホームまで帰って、1点を返し、田島は二塁!!
盛り上がるベンチとスタンドだが、打たれたのは倉田の計画のうち。簡単に打たせてしまって、粘らせることをしたくなかった。残り3人をしっかり抑えて終わりにしようぜと声をかける。この辺の会話とか聞いてると普通にいいやつなんだけど、完全なる故意じゃなくても、呂佳コーチの命令どおりに動いていたのがほんと残念でしょうがない。

いくらまだ5点差あるとはいえ、花井が打って、無死で、ランナーありの4点差となると事態は変わってくる。その考えがわからない花井ではなかったが、まだまだ経験が足りなさ過ぎる。相手にもてあそばれるように2−0と追い込まれ、緩急をつけられた3球ストレートで三振。
続く沖もエンドランをしかけ、田島を進塁させるのがやっとだった。
そして、次のバッターは、西広。高校から野球を始め、初めての試合・・・。
最初、打席に立って、「打てる」と思ってバットを振っていたが、最後には「当たってくれ」と、変わっていく。西広の追い詰められた感じがヒシヒシと伝わってくるシーン。そんな西広の気持ちを崩すべく、相手の容赦ない球は倉田のミットへと収まる。

崩れ落ちる西広。そりゃそうだけど、もうしかたないよな。ここでミラクルなど起きないとこがまたおお振りのいいとこでもあるけどね。1年チームでここまでこれたことだけでもすごいことだよ。向こうはしっかり対策してきたこともありますしね。
2回戦 5対4
3回戦 8対0
4回戦 7対3
5回戦 6対11
ベンチに戻る三橋のバックには戦ってきた4試合の成績表。
ベンチ前で三橋を待っていたのは、松葉杖をついた阿部。阿部を前に心から悔しさを出した涙が出てくる。勝つと誓ったのに負けた。その言葉がでなかったが阿部は気持ちが伝わり、片手で三橋の頭を抱く。自分の不甲斐なさを痛感しているようにも見えましたね。もうお互い後悔はしないでしょう。前だけをしっかり見れるはずです。

2週間後には、新人戦が待っている。1年だけでここまで勝ち上がった西浦は嫌がおうにも注目を浴びることになるが、強い1年はまだまだいる。ライバルとなる選手もでてくるかもしれない。そして、秋には秋季大会が待っている。泣くのは2年後で十分、また一丸となった西浦の活躍に期待ですね。
そして、和さんは倉田のとこへ行き、呂佳コーチの不正を暴くべく動き出す!!

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